ドイツ生活

ドイツの会社の職場環境について

ドイツの会社に入社する時、けっこう細かいことに悩みました。

スーツは来ていった方がいいのか、

お弁当も持って行った方がいいのか、

なんてことまで悩みました。

こういうのって私が細かいからなんでしょうか?

とにかく、日本の常識ではちょっと考えられませんし、ググったりしたんですけど、あまり詳しいことは出てきませんでした。

ということで、今回は、私の職場に限りますが、ドイツの会社の職場環境について、ざっくりとではありますが、ご紹介します

Contents

Q1 出社は何時?

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一般的なドイツの会社では8時から9時くらいまでに出社する社員が多いです。

ちなみに職種によって出社時間は異なり、IT関係や技術職の人は、出社時間はゆったりしていて、10時とか11時くらいに来ます。

一般事務職の子は契約で出社は8時と決まっているので、それまでに来ます。

なかには7時半ごろに来て、朝ご飯を食べたり本を読んで始業前の時間をゆったりとすごしています。

初出社の日も8時ちょうどに出社しましたが、大丈夫でした。
ドイツ人は本当に8時ジャストに仕事を始めるので、あまり早くいくと、やる気ない感じで対応されるかもしれません。

Q2 服装はどんな感じ?

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基本的に、お客様に会う予定がなければ、みんなラフな感じです

夏は、上司なんかポロシャツとジーンズで出社してましたし、

女の子たちもかなりリゾートのようなワンピースとサンダルで出社してる子も多いです。

タトゥー入っている子もかなり多いです。

ドイツでは、ファッションの一部で腕や首筋などにタトゥー入れてる子多いんですよ。

もちろん20代の若い子たちですが、全然ふつうの子たちで、仕事もできます。

うちは比較的お堅い仕事をしているんですが、日常的にクライアントが出入りするような会社ではないので、服装はとても自由です。

ただ、お客様がいらっしゃる時は、みんなタトゥー隠せる服装で来ます(笑)

みんな女の子だからおしゃれはしたいけど、仕事場では気にするようですね。

それでも、みんなタトゥーやめないけどね。

私の場合、入社初日はスーツを着て行くべきか迷いましたが、とあえずちょっと固めの服装で行きました。

グレーのちょっと短めのカジュアルなジャケットに、黒いデニムパンツを合わせて、

「スーツではないけど、フォーマル」みたいな感じで、無難な服装で行きましたが、大丈夫。

今は、けっこうラフな格好で出社しています。

夏場はスニーカーに短パンなんかで仕事していることもあります。

Q3 お土産とか持っていくべき?

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旅行に行ったときとか、日本だとお土産を会社に持っていきますよね。

とりあえず、ドイツにお土産を持っていく習慣はありません。

入社初日も手土産を持っていく必要ないと思います。

ただドイツでは新しく入ってきた子は、入社から1週間か2週間くらいの間に、手作りのお菓子を持っていくのが、一般的です。

新しく入社してきた子は、手作りのケーキやお菓子を持ってきて、みんなに振る舞います。これが新人のごあいさつらしく、これがないと、お局様(?)に「あら、あいさつもナシなの」と思われてしまうかも。

Q4 お弁当は持って行った方がいい?

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うちの場合、

職場のドイツ人の約80パーセントはお弁当派です。

ドイツの労働時間法で 休憩時間はドイツの労働基準法で6時間から5時間働く場合には最低でも30分取るように規定されています。

そのため、ランチタイムは最低30分とれます。

私の場合は、契約書にランチタイムの時間まできっちりと明記されていますので、その時間を超過することはできません。

特に指定がないのであれば、ご自分の裁量で60分とか90分とってもいいと思います。

初日は、どこに買いに行けばわからないかも分かりませんし、サンドイッチとか軽食を持っていきましたが、上司にランチに誘われてしまったので、夕飯に持ち帰りました。

Q5 仕事部屋は大部屋?個室?

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技術者で就職した場合には、個室が与えられるのが一般的です。

私は一般事務として採用されているので、他の事務の人と一緒に3人で1部屋をシェア します。

もしくは、日本のように大部屋という会社もありますよ。

Q6 残業はあるの?

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基本的に残業はありません。

以前別の記事でも書いていますが、ドイツでは労働基準法で、労働者の労働時間がきっちりと決められています。

そのため、それを超えてしまうと、上司が罰金を払うことになります。

上司は、自分が 罰金を払わなくてはいけなくなるので、部下が残業していると、非常に機嫌が悪くなります。

ただ、場合によっては、どうしても残業が発生してしまうこともあります。

そんな場合には1日2時間程度、残業がすることもあります

Q7 有給休暇は何日取れるの?

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ドイツでは法律で、フルタイムで週6日就業の場合、最低24日の有給が与えられるように決まっています。

会社によっては30日の有給休暇がもらえるところもあるようですが、うちの会社では年々1日ずつ増えていきます。

例えば、入社年度は年27日の有給休暇をもらったとして、次の年は28日、3年目は29日といったように段階的に30日の有給になるように設定されていました。

ちなみに

ドイツでは、数か月前に申請しておく必要はありますが、2週間とか長めのバカンスを取ることができます。

そしてなぜか、旅行先からポストカードを職場に送る習慣があります
みなさんもドイツの会社に就職したら、
「みんな元気?こちらは青い海と白い砂浜でめっちゃ最高です☆」

みたいなポストカードを送らなければいけないかもしれません。

そして職場のみんなで回し読みして、最終的には自分の返ってくるので、デスクに飾るというよくわからない習慣です。

日本の会社とドイツの会社の職場環境の違いについて

日本の会社とドイツの会社の大きな違いは、他の人が残業していても、自分の仕事が終われば、さっさと帰るところでしょうか。

最初の頃はこれに慣れなくて、誰かが残っていたら手伝ったり、自分の仕事をすこし先に進めたりして残っていました。
ですが、残っていると上司に本当ににらまれるので、ごめんなさいと思いつつ、帰るようにしています。

でも、裏を返せば、自分が残っていても、他の人は手伝ってくれないということなので、ドイツの会社は自己責任を問われる場面が多いですね。

自分の能力に自信のある人は、ドイツの会社が向いているかもしれません。

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