ドイツ語

sitzenとsetzenのちがいは?ドイツ語の間違えやすい動詞を理解しよう!

ドイツ語にはstehenとstellen、sitzenとsetzenのような同じような意味の動詞があります。
同じような意味ならどっちを使ってもいいんじゃないと思ってしまいますが、実は大きなちがいがあり、使い分けを覚えるのはとても大切です。
見分け方は動き(動作)があるかどうかです!

sitzenとsich setzen?ちがいは動作をともなうかどうか

sitzenとsetzenの使い分けは動き(Bewegung)があるかどうかで決まってきます。

sitzenとsetzenの使い分け

動き(Bewegung)をともなうかで使う動詞がちがう

  • keine Bewegung➡sitzen

例 Tom sitzt auf dem Tisch.

  • Bewegung➡(sich)setzen

例 Tom setzt sich auf den Stuhl.

例文のように「(ただ椅子に)座っている」という状態を表す時にはsitzenを用います。見分け方は後に来る名詞がauf dem Tischと3格になっているところですね。

setzenはsichと方向を表すauf den Stuhlの4格をともなって「(今椅子の方に向かって行って)座る」という意味になります。

その他の間違えやすい動詞の使い分け

sitzenとsetzen以外にも動作をともなうかどうかで使い分けが必要な動詞があります。
いくつかご紹介しましょう。

stehenとstellenの使い分け

動き(Bewegung)をともなうかで使う動詞がちがう

  • keine Bewegung➡stehen

例 Tom steht vor der Tür.

  • Bewegung➡(sich)stellen

例 Tom stellt sich vor die Tür.

liegenとlegenの使い分け

動き(Bewegung)をともなうかで使う動詞がちがう

  • keine Bewegung➡liegen

例 Tom liegt gern bis 12 Uhr im Bett.

  • Bewegung➡(sich)legen

例 Tom legt sich nicht vor Mittelnacht ins Bett.

このように意味が似ていても動作がともなっているかどうかで動詞の使い分けが必要になってくる動詞があります。

最初はまぎらわしいですが、徐々に慣れていけば大丈夫だと思います。

動作をともなわない動詞は不規則動詞

意味が似ていても動作をともなうかどうかで動詞の使い分けが必要なことはわかりました。

この他にもう一つ大事なポイントがあって、動作をともなわないこれらの動詞は不規則動詞になるということです。

動作をともなわない動詞は不規則動詞

  • sitzen-saß-hat gesessen
  • stehen-stand-hat gestanden
  • liegen-lag-hat-gelegen

sitzenやstehenなど、動作をともなわない動詞は、過去形や現在完了形にするときに形が大きく変わります。

sitzenの過去形saßとか、もはや原型をとどめていませんよね……

動きをともなう動詞は規則動詞

setzen-setzte-hat gesetzt

stellen-stellte-hat gestellt

legen-legte-hat gelegt

規則動詞の変化には基本ルールがあり、過去形は語尾に-te現在完了は頭と語尾にge…tをつければ完了です。

わかりやすくて良いですね。

不規則動詞の数は少ないのですが、この基本ルールが通じないので暗記しなければなりません。

一つ一つ覚えていきましょう。

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