昨日の続きです。
最初はGoethe-Institutで、ドイツ語を学んでいましたが、仕事の後に通うのはかなりしんどくて、授業料が高いのもあり少人数制の別の教室を探していました。
ラッキーなことに近場でスイス人の先生がやっている教室が見つけました。
土曜日に中級コースをやっているということで、さっそく申し込むことに。
とりあえず、お試しで無料で3人の生徒さんがいる会話コース参加させていただいたんですが、
生徒さんのレベル、高すぎる...
Goethe Institutで高い授業料払って勉強したのに全然話せない、自分の言いたいことが言えない。
先生は高速で話しかけてくるし、他の生徒さんも意見をきちんと言える人達ばかり。
すっかりやる気をそがれてしまった私ですが、帰り際、ほかの生徒さんたちがお茶に誘わってくれました。
辞めるつもりだったので、もう帰りたかったのですが、お茶しながらいろいろ話すうちに、いつの間にか申し込むことに。
あれ……?
でも、これがドイツ語を真剣に勉強するきっかけになりました。
後から他の生徒さんたちに聞いた話ですが、授業が終わった後わたしが完全に萎縮しているのを見て、このまま返してしまったらもう来ないだろうと思ったそうです。
なので、ここはお茶に誘いなんとかクラスに入らせようと思ったらしい笑
でも、そのおかげでわたしは踏みとどまれました。
このクラスは今まで行っていたようなGoethe Institutのように教科書は使いません。
生徒が一人一人自分の興味のある話題をとりあげて勉強していきます。
毎週雑誌や新聞の記事で気になったりシェアしたいものを持ってきて、それについてみんなで話し合うんです。
教科書はないのですが、自分で記事の説明をしたり、ほかの生徒さんが紹介してくれたトピックについて質問したりするので、たどたどしくても自分で必死に文章を組み立てます。
わたしはクラスで一番ドイツ語ができなかったので、先生のいうことがわからなくて聞き直してしまうこともありましたが、しだいにわからなくても必要以上に怖がったりオドオドしなくなりました。
なぜなら先生も生徒さんもめっちゃいい人だったんです。
先生はベテランのドイツ語教師で、必ず生徒の発言からいいところを見つけてくれました。
ほかの生徒さんも私よりドイツ語できるのに、ゆるーい感じで、3時のお茶休憩をすごい楽しみにしてる感じの人たちでした。
私はこのお教室で、Goethe-Instituteの試験対策もさせてもらいました。
Zertifikat Deutsch B1という初級コースの終了時に受けるテストです。
試験結果はぶっちぎりで合格でした。
普段から自分の好きなテーマで説明したり、他の生徒さんに質問することに慣れていたので、本番の試験は逆にリラックスしてできましたよ。
ぶっちゃけいつもの授業の方がレベル高かったよ笑
やっぱりベテランの先生と仲間の力ってすごい。
語学を学ぶためには自分自身で努力することは必要です。
でも、よい先生と仲間に巡り合えたら、ある程度までポンポーンと伸びちゃいます。
ドイツ語を学ぶ理由は人それぞれです。
仕事で必要とか留学したいからとか立派な理由がなくても、オペラが好きとクリスマスマーケットが好きでもなんでもいいんです。
少なくともこの教室の皆さんはゆるーくドイツ語やってるのに、Goethe-Instituteであったどの生徒さんよりもドイツ語で自分の言いたいことが言える力に長けていました。
それは、ドイツ語やドイツの文化が好きで細く長ーくドイツ語をやり続けていたからだと思います。
そして先生も生徒の興味を引き出そうと一生懸命努力してくださいました。
ね、すごいいい雰囲気のクラスですよね?
ドイツ語試験の合格後に転職してしまったので、このお教室には通えなくなってしまいましたが、ドイツの会社に転職できたのも、いまでも細々とドイツ語を続けているのも、
このお教室の先生とやさしい生徒さん達のおかげだと思っています。
これがわたしがドイツ語を学び理由ですかね。
つまり立派な理由なんかなくて良くない?
必要があるならやればいいし、なくてもやったっていい。
人が生きてる中で自分のために使える時間というのは限られています。
でもその時間を使ってドイツ語を勉強しているのなら、それはそれだけ自分にとって価値のあることなんだと思います。
私もほかに興味があることができれば、勉強する時間が減るかもしれないけどドイツ語は細く長く続けていきたいです。
だってせっかく学び始めるきっかけといい出会いがあったのだから。
今日学んだドイツ語
Kopfkino
(忙しく仕事をしているふりをしながらも、頭の中はお花畑状態で他のことを考えている状態)