ドイツ語

ドイツ語の受動態をマスターするぞ。

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受動態の基本的な形

ドイツ語で「〜される」「〜された」のような受動態を作るとき基本的な形はwerden+過去分詞で作ることができます。

受動態の基本的な種類
  1. werden+過去分詞 (受け身現在)
  2. wurden+過去分詞(受け身過去)
  3. sein+過去分詞+worden(受け身現在完了)
  4. 助動詞+過去分詞+werden(助動詞を使った受け身)

時制が変わる時や助動詞を使った受動態は少し形が変わりますが、基本の形はwerden+過去分詞です。

wordenかgewordenか?

受け身現在完了はsein+過去分詞+wordenとなり、werdenの過去分詞wordenが使われます。

werdenの過去分詞はgewordenと習ったはずですが、実はwerdenには2種類の過去分詞があるのです。

wordenかgewordenか?
  • 完了形として使われる場合→sein+geworden
  • 受動態で使われる場合→sein+過去分詞+worden

下の例文のようにwordenがある文章は、beschließenやanmeldenのように本動詞がきちんとあり、werdenは助動詞のように補助的な働きをしています。→受動態

受け身現在完了
  • Wann ist die Durchführung einer Fußball-WM beschlossen worden.(受け身現在完了)
  • Wie viel Mannschaften sind zur ersten Weltmeisterschaft von ihren Verbänden angemeldet worden.(受け身現在完了)
  • Wie viele Spieler sind bei der letzten Weltmeisterschaft verletzt worden?(受け身現在完了)
  • Von wem ist der Pokal überreicht worden?(受け身現在完了)

一方で、gewordenが使われている文章はwerdenが「〜になる」という本動詞として働いています。→完了形

見分け方としてはwerden以外に本動詞があるかどうかです。

werden以外に本動詞がある→受動態でwordenを使う

werden自体が本動詞→完了形なのでgewordenを使う

現在完了
  • Die Weltmeisterschaft ist ein großer Zuschauererfolg geworden (現在完了)
  • Der Bundestrainer ist vor dem Halbfinale krank geworden.(現在完了)
  • Wer ist 1930 Fußballmeister geworden?(現在完了)

受動態のような働きをする表現

受動態の形でないのに受動態のような働きをする表現方法がいくつかあります。

受動態のような働きをする表現
  1. sein+形容詞(-bar)  Duetsch ist nicht so leicht lernbar.
  2. sein+zu+不定詞   Duetsch ist nicht so leicht zu lernen.
  3. lassen+sich+不定詞 Duetsch lässt sich nicht so leicht lernen.

動作受動(Vorgangpassiv)と状態受動(Zustandpassiv)

受動態の基本の形はwerden+過去分詞ですが、もう少し詳しく見ていくと状態に合わせてさらに2つに分けることができます。

動作受動と状態受動
  • 動作受動(Vorgangpassiv)→Das Auto muss noch repariert werden.
  • 状態受動(Zustandpassiv)→Das Auto ist shon repariet.

受動態の基本のwerden+過去分詞は動作受動と呼ばれ、その動作がまだ完了されていない状態を表しています。mussなどの助動詞を使って「〜されなければならない」→(まだされていない)と考えるとわかりやすいです。

一方でsein+過去分詞は状態受動と呼ばれ、その動作が完了している状態を表します。shonを使って「すでに〜されている」と考えるとわかりやすいです。

受動態の種類や用法もさまざまで覚えるのが大変ですが、練習問題を多く良くことで、徐々に慣れてくると思います。

一緒にがんばりましょう!

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