私の住んでいるドイツでは、家賃に水道代、電気代、暖房代などの光熱費(Nebenkosten)を足した金額を毎月支払っています。
このNebenkostenですが、あくまで目安として毎月いくら払うと決まっているので、あまり使わなければ、実際に支払った分と使った分の差額を返金してもらえます。
私は2014年からドイツに住んでいるのですが、うまく節約すると毎年家賃の半年分から1か月分くらいが返ってくるので、なんだか得した気分です。
今年もちょうど光熱費の返金があったので、支払った光熱費と実際には返金された金額を2014年から2018年の5年分を見比べて見たいと思います。
記事の最後に自分なりの節約方法もご紹介しますね。
Contents
2014年3月から12月の光熱費
水道代(冷)➡79ユーロ
水道代(温)➡142ユーロ
電気代➡150ユーロ
支払った光熱費の合計➡1057ユーロ
実際に使った光熱費の合計➡456ユーロ
返金してもらった金額➡601ユーロ
2014年の光熱費を振り返って
ドイツに移住して初めてのお部屋は、ずいぶんと広い部屋に住んでいました。
前払いの光熱費は、お部屋の広さや前年の使用量をベースにも計算されるらしく、この年は合計で1000ユーロ以上払っていました。
ですが、2人用のアパートに住んでいたので、返ってきた金額も大きかったです!
なんと601ユーロ返金してもらえました。
広いアパートは家賃も高いですが、Nebenkostenは使わなかった分は返してもらえます。
家賃をチェックするときはNebenkostenがいくら含まれているのか見ておく必要がありますね。
2015年1月から12月の光熱費
水道代(冷)➡57ユーロ
水道代(温)➡166ユーロ
電気代➡130ユーロ
支払った光熱費の合計➡1320ユーロ
実際に使った光熱費の合計➡627ユーロ
返金してもらった金額➡693ユーロ
2015年の光熱費を振り返って
前年は4月に入居したので9ヶ月分のNebenkostenから差額を計算しましたが、今年は丸々12ヶ月分です。
1年分のNebenkostenは1320ユーロでしたが、そこから返金してもらった金額は693ユーロでした。
この年は少し意識して、節約を心がけていました。といっても使わない電気は消すとか、お部屋が暖まったら暖房を消すとかその程度です。
もともと2人用のアパートなので、Nebenkostenが多く見積もってあります。
ひとりで住んでいれば返ってくる金額も大きいです。
2016年11月から12月の光熱費
水道代(冷)➡22ユーロ
水道代(温)➡48ユーロ
電気代➡40ユーロ
支払った光熱費の合計➡140ユーロ
実際に使った光熱費の合計➡175ユーロ
オーバーした金額➡35ユーロ!!
2016年の光熱費を振り返って
2016年は11月に引越しをして、新しいお部屋になったので、11月から12月分の記録しか残っていません。
1月から10月分は退去時に精算してもらえました。
この年は、はじめて実際に使った金額が事前に支払っていたNebenkostenを上回り、35ユーロ追加で料金を支払いました。
2017年1月から12月の光熱費
水道代(冷)➡97ユーロ
水道代(温)➡160ユーロ
電気代➡197ユーロ
支払った光熱費の合計➡840ユーロ
実際に使った光熱費の合計➡602ユーロ
返金してもらった金額➡238ユーロ
2017年の光熱費を振り返って
2016年の冬に越してきたお部屋は、一人用のアパートメントでこじんまりとしたものになりました。
事前に支払うNebenkostenも少ないです。
それでも238ユーロの返金がありました。
2018年1月から12月の光熱費
水道代(冷)➡98ユーロ
水道代(温)➡162ユーロ
電気代➡227ユーロ
支払った光熱費の合計➡840ユーロ
実際に使った光熱費の合計➡617ユーロ
返金してもらった金額➡224ユーロ
2018年の光熱費を振り返って
実際に支払った金額は2017年と同じ840ユーロで、返金は224ユーロでした。
2016年より暖房代が減りましたが、代わりに電気代が30ユーロも上がりました。
自分なりの光熱費節約方法
①使うHeizungを限定する
ドイツの暖房器具(Heizung)はセントラルヒーティングと呼ばれるタイプで、油で作られた温水をHeizung内に送ることで、間接的にお部屋を暖めます。
このHeizungですが、各部屋に一台ずつ、さらにシャワールームにもついていることがあります。
私のアパートもリビングに1台と寝室に1台ありますが、基本的には寝室のHeizungだけで生活できるように心がけています。
冬の間だけ、食事もリビングではなく寝室にある勉強机の上でとることにしています。
以前は、お部屋を移動するごとにHeizungを切り替えていたのですが、こまめな電源のオン・オフより一台だけつけたままにしておく方が、暖房費が抑えられることがわかったからです。
②湯タンポグッズを使う
でも、キッチンで料理をするときに寒さに耐えながらしている訳ではないですよ。
リビングにはキッチンがあるので、料理をするときにはリビングルームに行きますが、暖房をいれることはほとんどありません。
かわりに靴タイプの湯タンポを使っています。温めたお湯を入れて靴のようにはくだけで足を温めてくれる優れものです
私が使っているのはコレ。
「やわらか湯タンポ 足用」です。
リビングにいながら足湯ができるという優れものです、冬の間は愛用しています。
Nebenkostenが返ってくるとうれしい
Nebenkostenの計算は、うちでは1月のおわりから2月のはじめに検査の人が来て、2月のおわり頃に結果がポストに届きます。
年に一度のボーナスとなるか、思わぬ出費となるかどきどきですが、楽しみな瞬間でもます。
少し節約することでお金が戻ってくるならやる価値ありです!
本日はここまで。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。