お金のこと

ドイツで一人暮らしするために必要な生活費は?30代でドイツに移住した私の1カ月の生活費を公開。

ドイツは日本に比べて税金が高いので、どのくらいお金があれば一人暮らしできるのか、移住した頃はかなり不安でした。

ですが実際暮らしてみると物価が安いですし、場所によっては家賃も安く抑えられます。

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ドイツで一人暮らしに必要な1カ月の生活費

それでは、ドイツで一人暮らしにかかる費用を計算してみます。

わたしの1カ月の生活費は、日本円にすると約10万円あればゆとりを持って生活できています。(1ユーロ=135円で計算)

(注:会社員として働いているので、この金額に年金・健康保険料は含まれません。年金・健康保険料は会社と折半で、お給料から引かれています。そのため、自分で払っている実感はあまり感じませんが、これらの社会保険料を含まなければ上記の金額で生活できると言う意味です。)

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内訳を少し詳しくご説明しますね。

家賃(光熱費・インターネット込)

ドイツに暮らしている人は、ルームシェア(WG)をしている人が多いので、人と住むのが大丈夫な人はルームシェアをすると家賃を安く抑えられます

友達は5人くらいでルームシェアをしていて家賃は月250ユーロと言っていました。

わたしは30㎡くらいのお部屋で光熱費とインターネット代込みで、520ユーロはドイツの一人暮らし女性としては高い部類に入るかもしれません。

でも、立地条件やアクセスの良さなどまったく妥協しないで選んだ割にはコスパはいいかと。

携帯代

携帯はずっとVodafoneのプリペイドを使っています。

月々10ユーロのプランを使っていますが、オプションでHighspeedインターネットを使ったりする場合は、25ユーロ程度かかることもあります。

ARD(ドイツラジオ)

ラジオを聞いていなくても、必ず払わなければいけない費用です。

住民登録をすると勝手に通知が来るので、毎月17.5ユーロ払ってます。

わたしは3か月に一度払う契約にしていて、52.5ユーロが年に4回引き落とされます。

生活費(食費)

家賃にけっこうお金を取られているので、食事はできるだけ自炊するようにしています。朝はサンドイッチを買って会社で食べることもありますが、お弁当・夕飯は自炊で200ユーロくらいあれば足りてます

日用品・交際費

シャンプーやトイレットペーパーは驚くほど安いです。

特にシャンプーやリンスは2~3ユーロあれば購入できます。

交際費は主に外食のことで、友達とたまにレストラン行くことがあります。

15ユーロから20ユーロあれば、ビール一杯と結構なボリュームのお食事が食べられます。

保険など

ここでの保険は健康保険ではなく、個人で入っている家財保険と個人賠償責任保険のことです。個人で入る保険は年50ユーロから60ユーロあれば十分です。もしもの時の家事や相手をケガさせてしまった時の賠償金問題から守ってくれます。

私は会社員年働いているので、健康保険、年金、所得税はお給料から自動でひかれています。そのため、上記の金額にはここには含まれていませんが、フリーランスの場合、健康保険は収入がなくても約200ユーロ/月かかると思っておいたほうがいいでしょう。

ドイツの健康保険料は高いですが、病気になった時には、その恩恵を感じることができます。いろいろな治療が無料で受けられるので払っていてよかったなと実感しています。

交通費

交通費は会社から補助されているので、自分では支払っていません。

自分で1カ月のフリーパスを購入すると大体50ユーロ前後かかります。

ヨーロッパの主要都市の一か月の支出

BerlinやMadridなど、ヨーロッパの主要都市で暮らす場合の一人世帯の支出を示した平均データをご紹介します。

Berlinの一人世帯の支出はだいたい730€ (家賃別)、Dublinは831€(家賃別)、Stockholmは860€(家賃別)必要です。

Madridはだいたい655€(家賃別)、ブルガリアのSofiaでは401€(家賃別)と、他の町に比べると安く住むことがわかります。

参考データ:Vergleich Lebenshaltungskosten | Workwide.de

実際にドイツに住んでる者として、この平均データを見たとき「え、Berlinで暮らすのって家賃抜きで730€もかかるの⁉」と思いましたが、平均値というのは高く出る傾向がありますよね。

それにドイツ人は年に数回旅行に行きますので、そういったことも考えれば、一か月の支出はこれくらいになるかもしれません。

ヨーロッパの主要都市の一か月の家賃

  1. Dublin 1149 € ~1424 € 
  2. Stockholm 819 €~1209 €
  3. Berlin 537 €~744 €
  4. Madrid 572 €~773 € 
  5. Sofia 224 €~301 €

DublinとStockholm が他の主要都市より家賃が高いですが、ほかの町に比べて学生のシェアハウスなどが少ないため、仕事を持っている一人暮らしの人が多いことが理由の一つとして挙げられます。

BerlinやMadridは大きな町ですが学生もたくさん住んでいますので、何人かでルームシェアをする人が多く、平均すると家賃が低く算定されるのかもしれません。

まとめ

ドイツでは生活費が安いので、女性一人でも約10万円あれば快適な一人暮らしができます。(年金や健康保険料は別途要)

ですが、家賃の高いベルリンやミュンヘンなどでは、よほど家賃を低く抑えないと10万円では難しいと思います。家賃はルームシェアすればかなり安く抑えられます。

平均的な会社員の場合は約10万円で暮らせますが、フリーランスの場合は上記の金額とは別に健康保険と年金を自分で払う必要があります。

外務省によるとドイツに住んでいる日本人は4万4,765人(2019年10月1日時点)いるそうです。

参考URL;海外在留邦人数調査統計 統計表一覧 | 外務省

ドイツに住んでいる日本人の方の目的はそれぞれで、最近では30代や40代で移住してくる人も珍しくありません。

ドイツは、他のヨーロッパの主要国に比べてビザが取得しやすいというのは事実です。他の国に住みたかったけどビザが取れなかったので、とりあえずドイツに来たという人もいるくらいです。

 

健康保険や年金を抜かせば、とりあえず約10万円/月で過ごせそうなのがわかればこれからのドイツ生活も予定が立てやすくなりそうです。

 

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