今日は授業でドイツの老人ホームについて勉強したので、ちょっとご紹介させていただきます。
ドイツでも高齢化社会に突入し、常に介護士さんの不足問題を抱えているそうです。
日本と同じく、お給料はあまり高くないため、一時期は十分なケアができないことが問題になったことも。
しかし、社会保障が手厚いと言われるドイツ。
私も毎月のお給料から介護保険料(PV-Beitrag)が天引きされています。
介護が必要となった場合、一体いくらかかるのか、保障はどのくらいあるのか、調べてみました。
一番介護費用がかかるのはノルトライン・ヴェストファーレン州
参考にしたのがこちらの記事→
記事によりますと、ドイツでは、24時間介護の施設の場合、一か月にかかる費用は約3.300ユーロとのこと。
ですが、州によってかなりの差があることがわかります。
その中でもノルトライン・ヴェストファーレン州は特に高く、なんと4.000 ユーロ。
ちなみのこの州は、デュッセルドルフやケルン、ドルトムントなど日本でもおなじみの都市が集まっていて、人口もかなり多い州です。
ザクセン=アンハルト州では 2.650ユーロ、これは、人口や仕事の多さが影響しているのでしょうか。
国からどのくらいの補助がでるのか
介護レベルは4段階に分けられていて、等級により国からの補助が得られます。
ちなみに、0度は自分で生活できるレベルで、3度になると24時間の介護が必要となります。
これを踏まえた上で、もらえる金額は以下のようになります。
介護レベル1の場合 1,064ユーロ
介護レベル2の場合 1,330ユーロ
介護レベル3の場合 1,612ユーロ
24時間介護を要するレベル3に該当すれば、国からの約1,612ユーロの補助受けられるようですね。
しかし、ノルトライン・ヴェストファーレン州 では、1ヶ月4,000ユーロかかりますので、介護レベルが3でも、約2,000ユーロ以上を自己負担で支払わなければなりません。
これは一般家庭で賄おうとするとかなり大変な気がする…
東ドイツのザクセン=アンハルト州であれば、自己負担はおよそ650ユーロですよ!!
この差は大きいと思います。
家族に介護が必要となった時に、自分の住んでいる州によっては、必要な介護が受けられない可能性が出てきます。
ドイツは税金が日本よりとても高いです。
だからこそ、社会保障は充実していると思っていたんですが、現実はなかなか厳しいのでしょうか。
これは、もう…
これは、もう西で稼いで東に引っ越すか。
まぁ、こんだけ書いたにも関わらず、私はドイツに家族いないけど。