ドイツ生活

ドイツでの仕事の自由さとお給料の高さ

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ドイツでお仕事ができるってなんかかっこいいですよね。

私もずっと海外で働くことにあこがれていました。

フレックスタイム制で何時に出社しても良かったり、残業したら別の日に早く帰っていい残業消化制度(Abbau Überstunden)があったり、フルーツや飲み物がオフィスに常備されていたりと、日本の会社でも積極的に採用してもらいたいポイントがたくさんあります。

ですが、ドイツの会社の自由さは同時に要求される仕事のクオリティの高さを示しています。

ドイツでは試用期間が6ヶ月もあり、この期間中は特に主だった理由がなくても雇用主が被雇用者を解雇することが可能です。

私の会社でも即日解雇され、その日のうちにに会社を出て行った人を何人か見ています。

私が働いている会社はブラック……とまではいきませんが、従業員にとても厳しい会社です。

昇給は可能ですが、昇給のためには雇用主側から出されるレベルの高い要求を飲まなければなりません。

一時期かなり仕事にのめり込んでいた時期があって、上司から仕事の見返りに臨時ボーナスをちょくちょくもらっていたことがあります。

(昇給となると上司だけで決めることはできませんが、ボーナス扱いだと上司の裁量で簡単に出せるらしい)

評価されたことがうれしくて家にも仕事を持ち帰っていましたが、案の定、体を壊してしまいました。

上司に相談をして、雇用契約を時短(パートタイム)にしてもらい、お給料も下がりましたが、そのぶん体をいたわる時間ができたので後悔はしていません。

ドイツの雇用契約は本当に自由で、同じ部署で働いていても人それぞれ契約内容が異なります。

フルタイムの人もいれば、私のようなパートタイムもいますし、フリーランスや歩合制の人もいるんです。

このような雇用形態の自由さはドイツで働くことのメリットですよね。

パートタイムであってもフルタイムの人と変わりなく社会保険も雇用主が半分支払ってくれますので、特にデメリットはありません。

ボーナスや交通費補助も今まで通りです。お給料は下がってしまいましたが、自由な時間を使ってブログを書いたり絵を描いたりしています。

私はお給料が下がった分は自己投資に使っていると割りきることにしました。

もちろん私だってお給料は少ないよりは多い方がいい。

でもお給料の高さは、それだけ会社からの期待の表れということを忘れてはいけません。

その期待に応えようとして、辛い思いをしている同僚達も見ています。

かわいそうだと思うけど、でも私よりも給料もらってるしなとも思うので、最近では心を鬼にして終業時間ぴったりに帰るようになりました。

人は人、わたしはわたしです。

せっかくドイツにいるのですから旅行だっていきたいしプライベートも楽しみたいですよね。

お給料が安いということは、それほど期待されていないと考えた方が気が楽です(笑)

もしお給料以上の能力を要求されれば、給料交渉をして給料UPなら要求を受け入れる、ダメなら断る勇気も大切です。

お給料相場をチェックしてより高いところに応募するというのもアリですが、お給料相場はあくまでも目安として考えて、自分の働きやすいように雇用形態や条件を考えてみるのが私にはあっていると感じました。

本日はここまで。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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