ドイツ生活

当たり前のことがきちんとできるだけで、海外の会社でも必要な人材になれる。本当に大切なことは、たったひとつの心がけだった!

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わたしはドイツ人・日本人に関わらず、新人さんのトレーニングに関わらせていただくことが多いです。

 

特に日本人の方に多いのですが、英語を話すのが苦手でなかなか現場になじめなかったりする方がいらっしゃいます。

 

確かに、英語がペラペラ話せるに越したことはありませんが、それだけで仕事ができる人になれるわけではありません

 

それでは、どんな人が海外の会社で働けるんだろう。

 

最近ではよくそんなことを考えています。

 

決して特別な才能がある人だけが、海外で生き残れるというわけではないと思うのです。

そうでなければ、私が4年も働けていないと思いますので(笑)

 

わたしが思う、海外の会社でもうまくやっていける人って、ごくごく当たり前のことをきちんとできる人なんです。

 

でも、実際にはおどろくほどやる人が少ないんです。

 

海外の職場で働いていると大変なことも多いですが、どうせなら楽しく働きたいじゃないですか。

そんな訳で、今回は「こういう人材は海外の会社でもめっちゃ求められるだろうな」と思うことを、経験談も交えて書いていきたいと思います。

 

Contents

 語学だけでは仕事はできない!?海外で働くということ

私は語学学習パートナーと一緒にドイツ語を勉強しています。

ロシア人やポーランド人、中国人などなど、ドイツで仕事に就きたいと思っている外国人がたくさんいて、ドイツ語を勉強しています。

 

例えば以前記事に書いたロシア人の女の子です。

Au Pairの制度を利用してドイツにやったきたは、ドイツ人の家族の家で住み込みながら、ドイツ語を勉強しています。

彼女の専攻はGermanistik(ドイツ語)なのですでにドイツ語はペラペラ。

英語もペラペラですし、母国語のロシア語もありますから、自由に操れる言語がすでに3つあることになります。

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それでも彼女がドイツで仕事を見つけるのは大変だというのです。

 

ロシア人の彼女が私より言語能力が優れているのは確かです。

「たくさんの言語に精通しているだけでは、仕事はみつからない。」

これはドイツに住む大勢の外国人が悩んでいることです。

 

海外で働くためには、語学力+α(プラスアルファ)の何かが重要となってきます。 

海外の会社で失敗する日本人の特徴

海外で働くためには、語学力+αが必要であるということを考慮したうえで、海外に住んでいる日本人で、ちょっとこういう人は失敗するだろうなぁ、

と思う人の特徴をあげてみます。

  • セールスポイントがない
  • 英語を話すのが苦手
  • 同僚との信頼関係が築けない
  • 自分にしか興味がない

セールスポイントがない

このセールスポイントが+α(プラスアルファ)ということです。

一番大切なことです!

 

事務職であろうが、技術者であろうが、経験者と初心者の間には雲泥の差があります。

社会人経験がある人なら、誰しも何かの分野で経験者といえます。

 

中には、「以前の職歴なんて、役に立たないし……」と思ってしまう人もいるかもしれませんが、わたしはそうは思いません。

 

営業職でも、販売業でもうまくアピールすれば、有力なセールスポイントになります。

 

ドイツでは、今までの学歴や職歴が日本以上に重要視されます。

そのため、未経験の仕事に就くのはとても難しいのです。

ですから、今までの日本での職務経験に自信をもってアピールするべきだと思います。

 

ちなみに私の場合も、日本での職務経験をレジュメでも面接でも十分にアピールしました。

幸運にも日本でも働いていた同じ業界だったので、その点では、「この業界のエキスパート」として採用してもらうことができました。

ただ、働き始めてからは、業界が同じでも、国が変われば法律や手続きが全く異なるので、あまり日本での職歴は役に立っていないような気がします (笑)

そんなことは、まぁ初めからわかっていましたが、面接では「わたしめっちゃエキスパートですよ!!」というアピールをしました。

 

ハッタリも時には必要です。

 

ただあとからボスに聞いた話だと、私の評価ポイントは、「この人なら誠実にきちんと仕事をしてくれそうだ 」ということが採用の決め手だったようです

 

あれ、職務経験関係なくない?

 

……ま、まぁ私のハッタリもきっと評価されたんですよ、きっと。

とにかく日本での職務経験をうまくアピールして、「わたしは○○のプロ!!」というセールスポイントを作っておくことが大切です。

英語を話すのが苦手

ここでの「英語を話すのが苦手」というのは、英語ができないということではなくて、どういう訳か、同僚のドイツ人達とあまり話さないという意味です。

 

「英語はあまり得意じゃないから」

「発音が恥ずかしいから」

 

そんなことを気にして必要以上に英語を話さないでいると、他の同僚たちに、「あの人英語話せないのかしら」と誤解され てしまいます。

 

みんなが話してるのをうんうんとただ聞いてるだけでは、仲間として認めてもらえません。

上手い下手に関わらず、英語はコミュニケーションツールですから、どんどん話した方がいいです。

 

1回で通じなくて、嫌な顔をされるかもしれませんが、伝わらなければ、伝わるまで頑張った方がいいです。

 

くじけちゃダメです。

 

言い方を変えて伝わるように何とか努力していくことで、語彙力もつきますし、発音もある程度マシになります。

 

同僚との信頼関係が築けない

「英語を話すのが苦手」の項目と、一部ダブっていますが、外国人同僚とコミュニケーションを取らなすぎるのも問題です。

これは、そもそも語学力の問題ではありません。

コミュニケーションスキルの問題です。

確かに、仕事は黙々と自分の作業をしていれば、問題がないかもしれません。

でも会社に属している以上、同僚とのある程度のコミュニケーションは必要です。

それは海外の会社であっても変わりません。

あまりにもコミュニケーション能力が乏しいと、ほとんどいない人として扱われてしまいます。

それはあまりにも悲しいのではないでしょうか

ただ黙々と仕事をしているからといって、仲間として迎えてもらうというのは難しいかもしれません。

国が違えど、やはり人ですから、積極的に外国人同僚とも打ち解けていく努力をする方が自分が楽になります。

自分にしか興味がない

よくドイツでは自分の仕事をただやっていればいいと聞くことがあります。

それって、研究職とか技術職とか一部の話じゃないかなと思います。

 

少なくとも、私のように一般事務をやっている場合は、やはり助け合いも必要です。

だって、バカンス取る時とか、同僚にお仕事を頼みますからね。

 

でも、ほんとーに自分の仕事しかしない人もいます。

こういう人は誰の仕事も手伝わないのに、自分が休みに入る時はしれっと休暇をとってしまいます。

何も言われずに仕事を丸投げされた同僚たちの印象は悪いですよ。信用も失います。

 

バカンスを取るのはドイツでは当たり前の権利ですが、だからと言って同僚たちに迷惑をかけてもいいという理由にはなりません。

 

「ドイツでは自分の仕事が終われば、さっさと帰っていいんでしょ?」と、よく聞かれますが、基本的にはYESです。

でも、自分の仕事がひと段落ついて、同僚が仕事がパンパンで困っていたらもちろん助けますよ。

 

そういう意味では、あまりにも自分のことにしか興味がなく、個人プレーが過ぎる人は、海外の会社であってもやっていけないです。

何度も言いますが、やはり人ですから、同僚に対してある程度の気配りは、どの国で働くにしても必要です。

海外の会社では、自分の周りにも注意をむけつつ、積極的に行動することがつよく求められます。

 

……( ゚д゚)ハッ

すいません、最後の方なんかグチみたいになってしまいましたが、とにかく、

自分に自信を持つ、英語をばんばん使う、どんどん同僚とコミュニケーションをとる、自分の周りにもちょっとだけ目を向ける

こういったことが実践できる人は、海外の会社でも、外国人の同僚ともうまくやっていけると思います。

どれも控えめな性格の人は勇気を出さなければいけないことかもしれませんね。

こうやって考えてみると、海外の会社では日本以上に積極性が求められるようです

 

でも、こういうことができる日本人って意外と少ないんです。

せっかくグローバルな環境で働いているのですから、自信をもってどんどん積極的にお仕事する方がずっと楽しいしタメになります。

 

自分が得意なことを積極的にアピールして、どんどん英語で話しかけて、同僚の信頼を得ていきましょう。

もし、そんな日本人がうちの会社に入ってきてくれたら、すごくうれしいなぁ(笑)

 

本日はここまで☆

いつもありがとうございます!

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