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Milchkaffeの発音が通じない!
私はコーヒーが好きで、会社の近くのベーカリーでよくMilchkaffe(ミルヒカフェ)を買います。
日本で言うと普通のコーヒーにミルクを注いだものですが、お店で出してもらうMilchkaffe(ミルヒカフェ)、温かいミルクを入れてくれるので自分で作るよりおいしいんです。
そんな大好きなドイツのMilchkaffe(ミルヒカフェ)ですが、店員さんによって通じないことがあるんですよ。
私は典型的な日本語発音だと自分でも思ってますが、MilchとKaffeeのようなシンプルな単語でも通じないなんて……
そんなに私のドイツ語は発音がひどいかなぁ……と思ってドイツ人同僚にも何度も相談したくらいです。
今日もベーカリーでMilchkaffeを注文したところ、3回言い直してようやく通じ、トボトボと帰ってきた私ですが、近くにいたポルトガル人の同僚に相談してみることにしました。
わたし:「ねぇ、、私のドイツ語そんなにひどいかなぁ。。。」
ポルトガル人同僚:「発音してみて」
わたし:「ミルヒカフェ」
ポルトガル人同僚:「あ、原因わかった」
わたし:「!!??」
長年わからなかった疑問を一発で解決してくれたトリリンガル(ポル語、ドイツ語、英語)の同僚。
一体原因はなんだったのでしょうか。
原因は「l(エル)」の発音にあった
ドイツ人にとって「l」と「r」の発音はまったく別物です。
そのため、私のMilchkaffeの「l(エル)」の発音はドイツ語「r(アール)」に近い音を持っているとポルトガル人同僚に指摘されました。
そんなバカな!!
だって学校では「l(エル)は前歯の後ろに舌をくっつけて発音するって習ったじゃない!!
……あ、あれは英語の発音か!?
発音のコツ
というわけで、日本人の考える「l(エル)」の発音とドイツ人が考える「l(エル)」の発音が違います。
相当に違います。
もし今まで通じてると思っていたら、相手が相当イメージを働かせて読み取ってくれていると思ったほうがいいと思います(みんなやさしい……)。
それくらい日本人の「l(エル)」の発音とドイツ人の「l(エル)」発音は違うと思っておいた方が、私のような事故もないと思います。
「l(エル)」から始まる単語であれば、学校で習ったようなエルの発音でも通じると思いますが、Milchkaffeように2番目以降に来る場合には、ルよりもラに近い発音です。
イメージで学ぶ「l(エル)の発音、ドイツ編
私の感覚としては、「ミルヒカフェ」よりも「ミラヒカフェ」の方が通じる気がします。
カタカナ英語は避けるべきだと言われますが、現地の人に通じないなら意味ないんですよ。
別に言語で食べていこうと思ってないんでね (開き直る)。
イメージとしてはカタカナ英語を使うのは、個人的にはアリだと思っています。
「r(アール)」は巻き舌さえできれば無敵
ちなみに私は「r(アール)」の発音もできないんです。
「r(アール)」は巻き舌、といわれますが、イタリア人や東欧の人はデフォルトで巻き舌ができるので、「るるるる…」と巻いておけば、巻いてる方が「r(アール)」であることは明確なので、「l(エル)」の発音が若干こもっていても全然ドイツ人は気にしない。
正確にいうとドイツ語の「r(アール)」は巻き舌ではなく、喉の奥から発生するような音ですが、もう巻き舌しておけば通じるみたいですよ。
イタリア人とかすっごいイタリアーンな感じで「るるるる……」巻いてドイツ語を話してますが、ドイツ人の先生にとってはその方が好ましく、わたしのように「l(エル」と「r(アール)」の境界が曖昧な方が眉をしかめて聞いています。
ということで、日本人的な発音を気にされている方は、巻き舌さえマスターすればこなれて聞こえます。
私は無理なので、「l(エル」の発音に相当気をつけないといけないんですよね……
Milchkaffeは「ミルヒカフェ」ではなく「ミラヒカフェ」、ドイツに移り住んで6年目の新事実でした٩( ‘ω’ )و