日本にいながら英語を勉強しようとすると、どうしてもひとり机にむかって勉強することが多くなると思います。
実のところ、わたしは机に向かって勉強するのが苦手で、あまりやっていませんでした(笑)
英語は義務教育で6年間やったし、スピーキングに必要な基本文法はおさえてるはず!
ということで、日本にいた頃のわたしは、もっぱら実践形式で、スピーキング力を鍛えていました。ただ、いきなり実践するのではなく、ちゃんと事前準備をしてから挑戦していましたよ。
今日は、海外への留学経験のないわたしがやっていたスピーキングを上達させる方法について書きたいと思います。
Contents
英語を話すシチュエーションを想像して英文書く
英語の教科書を使って勉強したのは中高の義務教育だけで、それ以外はマンツーマンで英語を教えてもらうことが多かったです。
マンツーマンで英語のレッスンをしていると、とにかく自分で文章を書いてくるように言われます。
私は先生に良く課題を出されていて、特に多かったのが、
「自分が英語を話すシチュエーションを想像して書く」というテーマでした。
例えばスターバックスでの注文の仕方、郵便局での簡易書留の出し方、駅で外国人に道を教えるなどなど、かなり具体的な状況を頭でイメージし、それを文章として書き出して、先生に添削してもらうという練習をしていました。
とにかく何を言いたいのか、
こう切り替えされたらこう返事するなど、
想像力を働かせてとにかく自分の英語力でかけるだけ書き出します。
わたしは文章を書いていると、無意識に口が動いてしまうことがあるので(頭の中ではめっちゃ外人と話してる)、見ていた家族にはおかしく映ったかもしれません(笑)
とにかく何か文章を書いてきて、それについて説明したり、先生に添削してもらうという、フリースタイルで英語を覚えていました。
ネイティブやプロの英語講師に添削してもらった文章は、教科書には載っていない、自分だけのオリジナル文章なので、貴重なストックになりました。
自分でオリジナルの会話文を書くのが効果的な理由
自分でオリジナルの会話文を書くとこんなメリットがあります。
実践で通用する会話文がストックできる
書店ではいろいろな場面の会話集などがたくさん出ています。
CD付きやダウンロード版でネイティブの発音が聞けるのは良いと思いますが、ただ聞き流しているだけではあまりスピーキングは上達しません。
自分が言いたいことを自分でイメージして自分の言葉で書くと、とっさの時にも英語が出やすいですし、覚えやすくなります。
自分で考えて書くから定着率が上がる
自分の英語力で英語を書こうとすると、なかなか思うようにかけず落ち込むこともあると思います。
でも時間をかけて自分で考えるからこそ、忘れにくく定着率があがります。
例文集のサンプルを使っても大丈夫ですが、かならず自分だったらこう使うな-、といろいろ考えながら書いてみるほうが効果が高いです。
基本的な会話文を書いておくことで、アレンジが可能
いろいろなシチュエーションで会話文を作成出来たら、アレンジも可能ですよね。
例えば、駅のシーンを書いたら、空港バージョンにアレンジしてみるとか、ひとつの会話文からいろいろなバリエーションが生まれます。
アレンジを加えながら、生活のいろいろな場面をイメージして書くことで、さまざまなシチュエーションで活用することが可能です。
できたシチュエーション会話文を添削してもらう
そんな感じで想像力全開で作ったシチュエーション会話文を、添削してもらいます。
会話文を録音して聞いてみる
会話文ができたら、自分でしゃべって録音します。
わたしは、それを実際電車の中などで、繰り返し聞いてました。
これの良いところはいい感じで自分で自分にダメ出しできることです。
誰だってネイティブみたいにきれいでかっこいい英語を話したいですよね。
ですが、実際に自分の発音を聞いてみると、恥ずかしいくらいジャパニーズイングリッシュ!
「あ~、そこはもっとはっきり発音しなきゃわからないよ…」
「もっと、ここはこうした方がわかりやすいな」
などなど、聞いていると恥ずかしいくらいにダメなところが出てきます。
わたしは通勤時間にイヤホンで聞いて、自分で自分にダメ出ししながら丸暗記をしていました。
ネイティブのきれいな発音で録音した会話集より、発音がだめでも、自分の言いたいことを録音すると、覚えるのも早いのでおすすめです。恥ずかしいけどね。
実践するとより効果的
自分オリジナルの会話文を作る➡添削➡録音して暗記
これだけでも、スピーキング力は上がりますが、わたしはこれに加えて、実践できる場も探していました。
毎週週末に通っていた英会話クラブもアウトプットの場として活用していましたが、英会話クラブは主に日本人同士で話すコミュニティーです。
外国人と話す機会を作りたかったわたしは、駅でよく迷っている外国人に声をかけて、道案内がてら英語のアウトプットの場として利用してました。
例えば、わたしは毎日通勤で、渋谷駅を利用していました。
渋谷駅では、かなりの確率で山手線改札前で外国人が迷っています(笑)
切符の買い方がわからなかったり、乗り換えの場所がわからなかったり、そんな感じです。
オリジナルの会話集では、そういったシチュエーションを具体的にイメージして書いていました。
例えば、渋谷駅の改札付近で、出口がわからなくって困っている外国人がいる場合、
わたし:Do you need some helps?
「何かお困りですか?」
迷い人:I am looking for the north gate.
「北口を探してるんです。」
わたし:Well, it’s kind of difficult to explain…… I will show you the way, if you dont mind
「(北口ってどっちよ)あーちょっと説明するのが難しいですね。もしよろしければご案内しますよ。」
こんな感じで書いて、暗記して実践してました。
(当時のわたしは、出口をハチ公口、モヤイ像の方とかで覚えていたので、外国人が言う北口、南口では、どこの改札口か、最初わからなかった。)
でも、全然難しい言葉は、出てきてないですよね。
はなし言葉ってそんな感じですよ。
もっと丁寧に、文章構造も正確に書くことはできますが、これは実際に話すことをイメージして作った会話文なので、伝わらないと意味ないしと思って書いてました。
でも、実際に話してみることで、スピーキング力は格段に上がります!
お金かかりませんし、人助けにもなりますし。
やるのとやらないのとでは大ちがいですよ。
近くにあまり大きい駅がない場合は、やはりマンツーマンレッスンで先生に相手役をやってもらいながら、話してみるといいと思います。
日本でスピーキング力を上達させる方法まとめ
この練習で、わたしのスピーキング力はある程度上がりました。
やっぱり発音はまだまだだなぁと思います。
話すことに抵抗がなくなってきたら、どんどん生の英語にも触れることが大切です。
私はドイツの会社で、アメリカ人やドイツ人と働いていますが、上手な言い回しや、キレイな発音で話す人を真似して英語を話しています。
日本にいても、ある程度スピーキングは上達しますが、英語は使えば使うほど、伸びます。
海外に行く機会がある人は、恥ずかしからずに、現地の人にどんどん話しかけてみてください。