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ドイツで、電車が大幅に遅れてしまったら
ドイツ鉄道の遅延は本当に頻繁に起こります。
– 旅の途中で電車が遅れて大幅に目的地に着くのが遅れてしまった
– 電車が遅れて乗り継ぎの電車に乗れなくなってしまった
ドイツでは、このようなトラブルはよく起こるのでどうしようもないですが、せめて少しでもお金を返してもらいたいですよね。
ドイツ鉄道(DB)では、電車が遅れた場合、運賃の25%もしくは50%を返金してもらうことができます。
1時間の遅延で25%、2時間の遅延で50%運賃が払い戻される
ドイツ鉄道(DB)の遅延による返金金額は、目的地に何時間遅れたかで決まります。
現在の規定では、1時間以上の遅延で25%、2時間以上の遅延で50%の運賃が払い戻されます。
例えば、50ユーロの電車のチケットを買って、電車のトラブルで目的地に着くのが2時間以上遅れた場合、25ユーロの返金もしくは25ユーロ分のクーポンチケットをもらうことができます。
返金方法としては、以下の三つの方法があります。
1. 当日中に駅の窓口で返金してもらう
2. 返金フォームに記入して窓口で返金してもらう
3. 返金フォームを記入して郵送する(後日返金される)
ひとつつずつ 詳しく見ていきましょう
1. 当日中に駅の窓口で返金してもらう
電車が遅延した当日に駅の窓口が開いていれば、その場で返金してもらえることが多いです。
わたしの場合、到着地についたらすぐに窓口へ行き、遅延したチケットを出して説明したら、その場で現金で返金をしてもらえました。
このように、当日中に処理手続きをしてしまうのが一番手っ取り早いと思うのですが、窓口が開いてなかったり、疲れたから後日手続きをしたい場合は、返金申請書をダウンロードして、2か3の方法を試してください。
2. 返金申請書に記入して窓口で返金してもらう
まず、ドイツ鉄道(DB)のホームページから返金申請書をダウンロードし、必要事項を記入します。(ドイツ語版返金申請書:Entschädigung beantragen: Mit dem Fahrgastrechte-Formular)
予約したチケット を見ながら必要事項を埋めていきます。
★1ページ目★
- 出発駅、元々のチケットに記載された出発時刻
- 到着駅、元々のチケットに記載された到着時刻
- 便を振替もらった場合、新しい電車の情報(IC/ICE/実際の到着時刻など)
- 遅延した電車(IC/ICE/元々のチケットに記載された出発時刻など)
- 返金は銀行振り込みかクーポンか
例えば、乗るはずだった電車がキャンセルで乗れなくなったり、チケットセンターで振替のチケットをもらったり場合には その情報も記載しましょう。
最悪の場合、ドイツ鉄道(DB)の電車トラブルが原因で当日中に目的地に着けなかった時も宿泊代やタクシー代などのレシートは取っておきましょう。
こちらも返金してもらえる場合があります。
★2ページ目★
2ページ目には、氏名や住所などを記載します。
運賃の返金を銀行振込みでもらいたい場合には、銀行の振込先も書く必要があります。
私はクーポンで返金してもらいたかったので、1ページ目のGutscheinにチェックを付けておいたので、振込情報は記載しませんでした。
必要事項を記入して、返金申請書とチケットの原本をもって窓口に持って行ったところ、運賃の50パーセントにあたる29.50ユーロを現金で返金してもらえました。
申請書の通り、29.50 ユーロのクーポンチケットもだせるわよと駅員のおばさんに言われましたが、せっかく現金で出してくれると言っているので現金でもらいました。
結構高いチケットだったのでこんなに返ってきて ラッキーでした。
3. 返金フォームを記入して郵送する(後日返金される)
返金申請書は、ドイツ鉄道(DB)のホームページからダウンロードできますが(ドイツ語版返金申請書:Entschädigung beantragen: Mit dem Fahrgastrechte-Formular)、駅のチケットセンターに持って行く時間がない、もしくは最寄りの駅にチケットセンターがない人は郵送でも送ることができます。
返金申請書のダウンロードページの、「Adress-Label (PDF, 43.12KB)」をクリックすると宛名ラベルをダウンロードできます。
こちらの宛先を印刷して封筒に貼り付け、返金申請書、電車のチケットを郵送でドイツ鉄道(DB)に送れば、手続きをすることもできます。
郵送での返信申請の場合、後日銀行振込かクーポンで返金となります。
★送付先ラベル★
電車が遅延してもあきらめないで、電車料金を返金してもらおう
ドイツ鉄道(DB)で旅をしていると1時間以上の遅延は本当によく起こります。
電車料金が高ければ、25パーセントでも返金してもらえれば、うれしいですよね。
返金手続き自体は難しくありません。
ドイツ鉄道(DB)のスタッフは遅延による返金には慣れているので、返金申請書とチケットの原本をもって行けば、パソコンで運行状況をチェックして確認してくれます。
遅延やキャンセルの確認が取れれば、返金してもらえますので、あきらめずに少しでもお金を返してもらいましょう。