ドイツ生活

ドイツで失業生活② ドイツの労働局(Agentur für Arbeit)で手続き

前回はドイツで失業生活①として、退職届の出し方をご紹介しました。

会社に退職届を提出したら、今度はドイツの労働局(Agentur für Arbeit)に仕事を辞める旨を伝えなければいけません。Agentur für Arbeitは日本でいうならハローワーク(職業安定所?)てきなところで失業保険の手続き以外に仕事の紹介や職業訓練なども提供してくれます。

ドイツの労働局での手続きはオンラインで

ドイツの労働局(Agentur für Arbeit)のオンラインサービス

https://www.arbeitsagentur.de/

日本人がドイツの労働局に登録をするメリットとしては主に3つ。

  1. 労働局に仕事を斡旋してもらう
  2. 失業保険を受け取る
  3. 開業支援金や労働支援に関するサポートをしてもらう

ドイツの会社に働いていて1年以上経っていれば誰でも失業保険やサポートを受ける資格があります。

この手続きは現在全てオンラインで行うことができます。

求職者登録と失業保険受給登録は別々に行う必要があり、手続も別に進んでいくので注意が必要です。

Arbeitslosengeldについて

日本でいうところの失業保険でもらうお金のことをドイツでは、Arbeitslosengeldと言います。ArbeitslosengeldにはIとⅡの2種類があり、自己都合退職などで会社を辞めた場合にはIを受給することになります。

IとⅡ何が違うのかと言いますと管轄局と受給者のタイプが違います。

  1. Arbeitslosengeld I

→管轄はドイツの労働局(Agentur für Arbeit)

→受給者は仕事を辞めた人、解雇された人など

  1. ArbeitslosengeldⅡ

→管轄はドイツジョブセンター(Job Centor)

→生活保護対象者、Arbeitslosengeld Iの受給後にⅡに移行した人、難民など

実は失業保険給付の申請に行ったときに、まちがえてジョブセンターに行ってしまいました!

受付番号をもらってドキドキと待っていたのですが、順番が来た時に窓口の人が丁寧に違いを教えてくれたので、そこでやっと違いを理解したわけです。

Agentur für ArbeitJob Centorは隣接していることも多く、間違えやすいと思います。わたしは見事に引っかかったので、皆さんは注意してください。

Agentur für Arbeitでの求職者登録と失業保険給付申請について

求職者登録

失業保険を受け取るためには、就職する意思を見せなければならないので、かならず求職者登録をしなければなりません。これは日本と同じですね。

失業保険受給申請

こちらも日本と似ていて、自己都合退職の場合には3か月の待期期間があります。

待期期間中は健康保険は支払ってもらえますが、年金はカバーしてもらえません。

もちろん給付金も出ないのでたいてい3か月は貯金を切り崩して生活することになります。

私の時には退職の報告と求職者登録はオンラインで行い、そこで取得した登録番号を持って直接労働局に行き、失業保険の相談をしに行きました

ドイツの労働局での面談

求職登録をすると、定期的に面接があります。

はじめての面接は、失業保険の手続きに行ったときでしたが、希望職種や今後の生活についてなどいろいろ説明を求められ、結局失業保険の手続きについてはオンラインで行ってと言われてしまったので、労働局でしたことは次の面接予約だけでした。なんだったの…??

コロナ後はこういった面接も一時的に受付が停止してしまっているので、今後どうなるか分かりませんが、とりあえず失業登録と失業保険の受給登録などはすべてオンラインでできるので問題はないと思います。

登録に必要になる書類

この際に求人登録と失業保険申請の際に勤め先から必要になる書類が二つあります。 

  1. 勤務していたことを証明する書類(Arbeitsbescheinigung)
  2. 勤務態度の評価表(Arbeitszeugnis)

勤務していたことを証明する書類(Arbeitsbescheinigung)

ドイツの労働局(Agentur für Arbeit)からフォーマットを支給されるので、会社に送って自宅に返送してもらってください。私の時は、勤務先に送った時と違う書類で返ってきたので、会社によってはテンプレートはあるのかもしれません。特に問題なくドイツの労働局(Agentur für Arbeit)に受理されました。

勤務態度の評価表(Arbeitszeugnis)

こちらは書式は自由ですが、書いてもらうまでに少し時間がかかります。

自分がどのような業務をこなしていたか、会社側の評価などが詳しく書かれているので、ドイツで就職活動をする時にも必ず必要になります。Arbeitszeugnis退職した後に書いてもらうのが一般的です。こちらも会社に書いてもらい次第、ドイツの労働局(Agentur für Arbeit)に送ります。

登録後の流れについて

求職者登録失業保険受給登録は別々に行う必要があり、手続も別に進んでいくので注意が必要です。

わたしの時は失業保険の給付認められるまでには数週間かかりました。受給が決定すると労働局から通知(Bewilligungsbescheid)が送られてきて、受給期間や金額などが確認できますよ。

ただ、自己都合退職の場合には3か月の待期期間があるのでその期間は受給0なのが厳しいところです。

一方で求職者登録が完了すると、こちらはすぐに活動を始めなければなりません。かなり厳しく待ったなしで就職活動をしなければなりません。

面接を行ったアドバイザーと面接の内容を書面で取り交わし、その書面に沿って就職活動をしていきます。私の時は1カ月に履歴書を5社に送ること、職業訓練の一環として語学学校に通うことなどが書かれていました。

失業保険を受給するためには、就職する意志があることを示すことが必要なので、労働局からのプレッシャーがかなり強かったのを覚えています。

さらには電話が毎日きて求人を紹介されました。

労働局から紹介された求人は原則的に応募しなければなりません。

どうしても応募できない理由がある時には、そのように報告することも出来ますが、求人応募は失業保険受給者の義務なので、必ず行ってください。

こんな感じで求人活動をしているうちに3か月の待期期間を経て、ようやく失業保険の給付金が支払われるようになります。

気ままな失業生活を送りたかったのですが、失業保険をもらう以上、労働局の指示には従わなければならないので、かなり忙しくしていたと思います。

ですが、失業保険、健康保険、年金以外にも語学学校の資金も出してもらえましたし、就職活動時の交通費なども支給してもらえます。

開業したい人は開業セミナーに参加して必要な条件を満たすと支援金をもらえる制度などもあり、サポートはかなり充実していると思いました。

今回はこのくらいで☆

 

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