一般的に、英語を習得するには最低でも3,000時間以上が必要であると言われていますが、実際に英語を使う仕事につくまで、どのくらいの時間を費やせばよいのでしょうか。
日本の義務教育において、中学・高校6年間の英語学習時間は、だいたい1,500時間程度とされています。
つまり、義務教育を終了後にどれだけ英語に接してきたかが、ビジネス英語の習得の鍵と言えそうです。
わたしは留学経験などはありません。
ですがドイツで英語を使ってお仕事をすることができました。
ビジネスで通じる程度に英語が話せるようにまで、私が実際にどのくらいの時間とお金を費やしたのかまとめてみました。
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語学学習にお金はかかる?
語学の習得は根性がないとなかなか続きませんよね。
そのため、話す場を確保するため英会話スクールやプライベートレッスンは必須になります。
特に「英語を話す」ということに重きをおいたレッスンを受けていました。
レッスンは週1~2回で費用は1万円から1.5万円くらいでした。
英語の学習にかかった時間と費用(ビジネスレベル)
それでは、私がビジネスレベルの英語が話せるまでにかかった時間と費用をまとめてみます。
義務教育もいれると、実に13年半も英語を勉強していたことになります。
かかったお金はざっくり計算してみたところ120万円でした。
ちなみに留学経験などはないので、その分の出費はありません。
義務教育を除くと、小学校の時に習い事として英会話教室に通わせてもらっていたのと大学時代にも自主的に英会話スクールに通っていました。
週1回から2回のレッスンでは上達は感じにくいですが、それでも継続して10年以上レッスンを受け続けたことが今の英語力につながっていると感じます。
英語は3000時間勉強しないと話せるようにならないの?
わたしが英語を学んでいた時間は、義務教育をあわせても3000時間には及んでいません。
ですが、自宅で英語の映画をみたり海外の友達とSkypeで話した時間をあわせれば、3000時間はとっくに超えています。
わたしは教科書を開いて勉強するのが苦手で、英語はとにかく話すことを第一に考えていました。
ですので、3000時間という時間にはこだわらず、英語の文章を読んだり英語を話すことを普段から行っていると3000時間かけなくても英語は話せるようになると思っています。
ドイツ語の学習にかかった時間と費用(日常会話レベル)
ちなみにドイツ語の学習にかかった時間とお金についても表にしてみました。
ドイツ語はまったく知識がなかったため、とにかくお金をつぎ込んだ記憶があります。
3年間で60万円近くのお金を語学スクールにつぎ込んでいます!
ドイツ語を勉強し始めたのは、27歳ぐらいからだったと思います。
でも始めたからには一段落つけたくて、初級終了レベルのB1の試験だけは合格したいと思いがんばりました。
ちなみに将来ドイツで働きたい人は、B1のCertificateを取得しておくといいですよ。
とりあえずB1以上の資格を持っていれば、ドイツのお役所は何も言わないみたいです。
スクール?留学?語学習得の近道は?
何事もそうですが、語学も時間をかければかけるほど、習熟度は増していきます 。
スクールで毎週定期的に通ってもいし、留学して短期でみっちり勉強するのもいいでしょう。
大切なことは、覚えたことを反復して自分のものにしてしまう作業です。
スクールでも留学でも、覚えたことを繰返し使っていかないと、すぐに忘れてしまいます。
とくに社会人になってからは、時間と予算を計算に入れながら語学学習を進めていかなければいけません。
独学もいいですがやはり英語もドイツ語も言語でる限り、話すことで上達していきます。
ひと通り文法を把握したら、マンツーマンレッスンなどで実際に話してみて、ネイティブに間違ったところを直してもらうのがおすすめです 。
私は最近オンラインのマンツーマンレッスンを受けています。
ベルリンに拠点がある語学学校ですが、オンラインレッスンが充実していて世界中からレッスンを受けることができます。
仕事の後に語学学校に通う気力もないし、自宅でレッスンが受けられるのでとっても助かっています。
lingodaは、レベル別にレッスンが組まれており、レッスンに必要な教材は全て無料でダウンロードできるので教科書代もかからないのもGoodです。
語学学習を続けるためには時間とお金も大切ですが、なにより継続して行うことが上達の近道だと思っています。
私は大学生や社会人に間にまったく英語に触れていなかった期間があります。
せっかく子供の頃の基礎力をつけたのに、継続しなかったことで基礎からやり直さなければならず、ずいぶんともったいないことをしました。
少しずつでも長く継続することで、自分の言いたいことが使える状態になっていきます。
「3000時間勉強したから」とか、「何百万費やした」から語学習得できる訳ではありません。
継続することで知識や経験が蓄積され、だんだんと話せるようになって来る、というのが本当のところだと思います。
3000時間みっちり勉強すれば英語ができるようになるというのはあくまでもデータ上のことなので、あまり気にしなくてもよいのではというのがわたしの意見です。