ドイツの歯医者は保険が効かない!?
ドイツは健康保険の制度が充実していて、医療費の自己負担が少ないこと感じる場面が多いです。
ですが、歯医者にかかるときは保険が効かず、治療の内容によってはびっくりするような金額を払うことでも有名なんですね。
私も以前、歯の詰め物が取れてドイツで歯医者にかかった時に、白いプラスチックの詰め物をして70ユーロほど支払ったことがありました。
そして今回も歯の詰め物が一部かけてしまったので、仕方なく歯医者に行って治療をしたところ、何故か今回は無料でした。
一体なぜ??
どうして無料だったのかなと思い調べてみたのですが、ドイツの健康保険は、詰め物であっても健康保険でカバーしてもらえる場合があるようです。
お使いの健康保険(Krankenkasse)によっては要件が異なるかも知れませんので、参考程度にご覧下さい。
保険で補償してもらえる歯の詰め物の例
私の健康保険はTKと言うドイツのKrankenkasseですが、歯の治療をKrankenkasseが一部費用を負担してくれるものには以下のようなものがあります。
- アマルガムの詰め物(いわゆる銀歯)
- 妊婦さん、15歳以下の子供やアマルガムを使用できない人(金属が体内に入ることで健康上影響が出る可能性のある人)
- 口を開いたときに見える部分(前歯から数えて3つ目の歯に使用する場合のコンポジットや人工詰め物)
参照:Welche Kosten übernimmt die TK bei Zahnfüllungen? | Die Techniker
私の場合は、下の歯で確かに目に付きやすいとこにある3番目の詰め物をかけてしまっていたので、そこに白いコンポジットレジンをいれてもらいました。
定期的に歯の検診に行くと得するドイツ
今回は治療は無料でしたが、ドイツで歯の検診を全く受けていなかったため、歯科助手の人に詳しく説明するしてもらうことができました。
私は基本的に歯の治療は日本で受けていました。
そのため前回はが歯の詰め物が欠けた時に、ドイツで歯医者に行くことはあってもよほどのことがなければ歯医者に行っていませんでした。
歯科助手の人によると、ドイツでは最低でも年に1回できれば年に2回は歯医者さんで定期検診を受けてくださいとのことでした。
義務と言うわけではありませんが、ほとんどの人が検診に行っています。
これには理由があって、歯医者で定期的に検診を受けつづけているとメリットがあるからです。
5年10年と継続して歯の検診を受けている人は、例えば保険が効かない高額な治療費が必要な治療の場合、治療費の30%を健康保険が負担してくれるのだそうです。
例えばインレーを入れる場合に、1000ユーロかかったとします。
定期的に検診を受けていた人は、30パーセントを健康保険がカバーしてくれますので700ユーロの自己負担で済むことになります。
治療費が大きくなればなるほど保険会社が一部でも払ってくれるなら助かりますよね。
そのため、将来のために定期的に検診を受けているドイツ人も多いようです。
とりあえず今回に関しては、口を開いたときに見える部分(前歯から数えて3つ目の歯に使用する場合のコンポジットや人工詰め物)の治療だったため無料で治療してもらえました。
本日はここまで、ありがとうございました。