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不安な時に励ましてくれる女性たちのキラッキラの名言集
私は日本からドイツにけっこう本を持ってきています。
仕事に必要なものから、料理本までいろいろです。
Kindleで済むものはダウンロードで済ませますが、実際の本で、付箋とかつけながら読んでいた本もあるわけで、自分がずっと持っておきたい本はきちんと本棚に置いてます。
その中でも、付箋をバシバシ貼ってあるのが、上野陽子さんという翻訳家の先生が出された「コトバのギフト 輝く女性の100名言」です。
精神的に追い込まれると、何かにすがりたくなる
まだドイツに来る前、つらいことが重なったことがありました。仕事もプライベートも上手くいかなくて、とうとう病気にもなりました。
あんまりにもつらいことが重なると、なぜか現実感がなくなるというか、これが夢なのか現実なのかわからなくなってしまったことがあります。
今でも覚えてるのが、ある日の会社からの帰り道、夕日が水平線の辺りまで沈んできていて、それを見たとき今が朝なのか夕方なのかよくわからなくなってしまったことがあります。
今思えばそうとうヤバい精神状態ですね、いや、会社出たんだから夕方でしょって、今だから言えますが、当時は本当にいろいろなことが起こりすぎて混乱していました。
その時にいろいろ苦難を乗り越えた著名人の名言に励まされていました。
世の中には私より苦労してる人なんて沢山いるし、みたいな自分よりどん底を味わった人の経験談を読んで自分の状況を肯定するというか。ひどい人間だな、私。
でも、当時は何かにすがらないと、自分を保てないと思ったのです。
上野さんは翻訳家で、当時英語の勉強をしていて私は、彼女の本をけっこう読んでいました。で、その時新しく出版されていたのが「コトバのギフト」でした。
本では上野さんが素敵に生きる世界の女性たちの名言をまとめています。日本語と英語が両方書いてありますので、英語の勉強にもなりますよ。
私流、「コトバのギフト」の使い方
え、使い方?読み方の間違いじゃないのって感じですが、使い方です。
「コトバのギフト」の使い方1
この本にはとにかく心に響く、すてきな言葉がいっぱい詰まっています。
「できるかどうかやってみなきゃだれにもわからないわ」
no one truly knows what is possible until they go and do it -リズ・マレー:ホームレスからハーバード大学に入学した女性
「今からだってなりたかった自分になれるわ」
It is never too late to be what you might have been-ジョージ・エリオット:女性の活躍が難しかった時代、男性名で活躍したイギリスの女流作家
引用:上野陽子著:「コトバのギフト」より
当時、海外で仕事がしたい、と思いながらも何をしてよいかわからなかった私は、自分を励ます言葉を手帳に、赤ペンで書き込んでいました。
毎日手帳を見ることで、自分を励ましていたわけです。
今となっては、本も手帳も見ることはめったにないんですが、いま見返したら書き込みがすごくて、あの時はもがいてたなー、よくやったなーとしみじみ思います。
この年の手帳だけは捨てることができず、今でもとってあります。
でも、恥ずかしくて実家にも置いておけないので、ドイツに持ってきてますが(笑)
「コトバのギフト」の使い方2
先ほども書きましたが、これは、と思うページに付箋を貼っています。
でも、これは!!と思うページが多すぎてこんな感じに...
貼りすぎなんですけど、本当に心にしみる言葉が多すぎなんですよぉ!!
これもいい、あ、これもいいわぁ、とか思ってたら、持ってた付箋全部使ってました。
この本の付箋の数を見るたびに、「いやー当時病んでたわー、でも頑張ってたわー」と思うことにしています。
つらい時には頼ってもいいと思うんですよ、誰かを。
でも、私は家族にも友達にも、自分のつらさを伝えることができなかった。
だから、苦難を乗り越えた世界中の女性たちの言葉にすがりました。
面識もない、経歴もよく知らない人たち。
でも、上野さんが名言とともにその人の生い立ちや人となりをご自分の言葉で記されています。これが、またやさしい文章で、なんか元気出る。
たぶん、人によって響く言葉は違うと思うんですが、私は元気もらえましたよ。
ビジネス面で向上心を持ちたいときにはおすすめ「賢人たちに学ぶ 自分を磨く言葉」
もうちょっとビジネス面で向上心を持ちたいときにおすすめ。
これも付箋の数がすごいことになってる。