ドイツを旅行するなら、電車旅が安くて便利でおすすめですが、ドイツ鉄道(DB)は遅延や車両故障などトラブルが多いことでも有名です。
トラブルへの対処法を知っておけば、とても快適にドイツ旅行を楽しむことができます。
Contents
Q. 切符の買い方
ドイツ鉄道(DB)の乗車券を買うなら、以下の方法があります。
- 券売機
- Reisezentrum
- オンライン購入
1.券売機
切符は駅にある券売機から買うことができます。
参照:https://inside.bahn.de/fahrkartenautomat-defekt/
駅には必ずあるはずなので、とりあえず券売機でチケットを購入することのがもっとも手っ取り早い方法です。
操作はタッチパネル式で、出発駅と目的地を入力すると目的に合ったチケットを探してくてれます。
支払いは現金かカードで可能です。
欧州にお住まいの方でしたら、銀行のカードをお持ちだと思いますが(ドイツではEC karte girocardという)、そちらも使えます。
2.Reisezentrum
有人の駅であれば駅のReisezentrumのカウンターで買うこともできます。
時間帯によっては混んでいて並ぶこともあるので、時間にゆとりを持っていくのがおすすめです。
3.オンライン購入★おすすめ★
おすすめは、アプリDB Navigatorでチケットをオンライン購入する方法です。
券売機やチケットセンターが混んでるときでも、オンラインアプリですぐに購入できるのでとっても便利です。
私は以前予約していた電車に乗り遅れ、ホームであわてて次の電車のチケットを購入したことがありましたが、発車30分前でも購入できました。チケットセンターや券売機まで戻らなくてその場所でパパッと買えてしまうのが、アプリの良いところですね(^.^)
DV Navigator:
DB Navigator: Tickets für den Nah- und Fernverkehr buchen
アプリ内で購入したチケットは、駅員さんが切符チェックに来た時に、購入したチケットのQRコードをスマホから読み取ってもらうだけでOK。
Q. オンラインで予約したチケットを印刷し忘れたら?
オンラインで予約したチケットはスマホの画面でQRコードを見せるだけなので、ペーパーレスで乗車できるのがメリットです。
でも、携帯の電池切れなどもあるから、紙で持っていないと心配という人もいますよね。
オンラインで購入したけど、万一に備えてチケットを印刷して持っておきたい場合には、チケットセンターに行けば印刷してくれます。旅行中などプリンタがない時はとても助かります。
Q. 券売機がなくて切符が買えなかったら?
たいていの駅には券売機はあるはずなのですが、無人の小さい駅などには設置していない場合があります。
そんな時は、とりあえず電車に乗ってしまって大丈夫なので、乗ってからすぐに駅員さんを探してください。
載ってきた駅名と目的地を伝えれば、駅員さんから直接チケットを購入できます。
Q. 乗り継ぎが間に合わないときは?
チケットによっては乗り継ぎの時間が厳しいものもあります。
間に合わせるためにホームをダッシュしている人たちを何度も見るくらい、ドイツは乗り継ぎ時間がタイト。
万が一、自分の乗っていた電車が遅れてしまい、次の電車に乗れなかった場合は、駅員さんもしくはチケットセンターで事情を説明してください。
遅延が発生していた場合には、データを見ればどの電車が遅れたかわかるようになっているので、便名を伝えるだけで、振替の電車を探してくれます。
ICやICE等の電車ではなく、ローカル線(例えば30分ごとに出ているような地元の電車)に乗り遅れた場合には、チケットセンターまで行かなくても、乗車できる場合があります。
私もやったことありますが、乗り遅れましたと説明したら普通に乗せてくれました。
Q. 列車が突然キャンセル!?
ドイツでは当日になって突然列車がキャンセルされてホームにやってこないこともあります!!
乗り継ぎ便の予約もしてあったのに、一本目の電車が来なかった時などは最悪です。
ですが、できる事はあります。
まずはチケットセンターに行って電車がキャンセルになってしまったので振替の便を探してもらってください。
別途費用などかからずに新しいチケットを発行してくれますので、新しいチケットを元に目的地へ向かいます。
キャンセルになってしまったチケットは、Zugbindung aufgehoben というスタンプが押されて帰ってくるので、乗務員さんに見せるときは一緒に見せます。
このスタンプは、「自分の過失でなく、何らかの理由により電車の乗継ができなくなった場合」にチケットに押してもらうスタンプで、これを押してもらうと、どの電車に乗っても大丈夫とのことでした。
土日祝日でチケットセンターが閉まっているにもかかわらず、列車がキャンセルになってしまった場合は、まずローカル線で1番近くにある大きな駅のチケットセンターまで向かってください。
私の場合はすぐ近くに大きな駅あったので、ローカル線のチケットを買わず乗りました。
事情が事情なのでそのことを言ったら、乗務員さんにも何も言われませんでした。
(土日祝日はチケットセンターが開いてないので、乗務員さんたちもなんかゆるい気がします……)
そのまま1番近くの駅のチケットセンターに行って振替の列車を予約してしまらえばOKです。
自分の列車にかかわらず、ともかくその駅にいっさい電車が来ないということもあります。
(ひどい状況ですが、実際ありました……)
その場合は、振替のバスが出ていることがあります。
振替のバスでとりあえず電車が走っている駅まで運んでくれます。
ボソッと振替バスの案内がアナウンスや掲示板で知らされるので見逃さないように注意をしてください。
以前、私が体験した列車のキャンセルから遅延に次ぐ遅延を重ねたトラブル体験記を書いた記事がありますので、もしよければこちらも読んでみてください。
Q. 遅延や運休による払い戻し方法は?
ドイツでは、1時間以上の遅延で25%、2時間以上の遅延で50%の運賃が払い戻されます。
返金は現金もしくは次回の列車予約に使えるクーポンチケットで返してもらえます。
返金方法は、申請用紙をチケットセンターもしくはwebサイトからダウンロードし、それに記入をしてチケットセンターにもっていくと当日もしくは後日に返金をしてもらえます。
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★2ページ目★
私の場合は、当日そのままチケットセンターに行き、口頭で遅れたことを説明したら申請書を書かなくても、遅延したチケットと引き換えでそのまま現金で返金をしてもらうことができました。
詳しい返金の仕方や返金の申請書の書き方は以下の記事で詳しく書いています。
まとめ
ドイツを列車で旅するときは、電車は遅れるものものだと思って予定をゆったりこんでおく方がいいかもしれません。
それくらいドイツでは列車トラブルが多いんですよねー。
でも早めにチケットを予約をすると、激安い料金でドイツのどの街にでも行けるのがありがたいですよね。
日本だったら新幹線を使えば何万もかかるところが、ドイツだと数千円でどの街にでも行けてしまいます。これってすごくお得ですよね。
遅延をしても1時間以上は遅れると一部返金してもらえますので 、急いでいなければむしろラッキーという場合もあります。
トラブルに対処できる方法を知っておけば、安心して旅行することができます。
過ぎてしまえば旅のトラブルもいい思い出になるかも……?
今回は以上です。ありがとうございました!!