おすすめの本

【書評】海外でフリーランスとして働きたい人におすすめの書籍2冊

3月からフリーでイラストの仕事をしています。

フリーになったのはいいけど、正直どうやって自分で仕事を取ればいいのかわからないことが多くて不安がいっぱいです。

今回はフリーランスとして仕事を得るためにわたしが参考にしている書籍をご紹介します。

Contents

フリーランスクリエイターにおススメの2冊

フリーで働くって聞こえは良いのですが、現状そんなに仕事がないのでただの無職ではないかと自分自身思っていますが、仕事がない時には情報収集です。

フリーランスになりたい人、フリーランスになりたての人が参考にしたい書籍がこちらの2冊です。

  1. 【マンガ】フリーランスで行こう! 会社に頼らない、新しい「働き方」(高田ゲンキさん著)
  2. 世界一やさしい フリーランスの教科書 1年生 (高田 ゲンキさん著)

【マンガ】フリーランスで行こう! 会社に頼らない、新しい「働き方」(高田ゲンキさん著)

内容紹介

ゲンキさんご本人の体験談をもとに構成されたHow to本。「マンガでわかる~」シリーズといったようジャンルでしょうか。

フリーのイラストレーターを目指すきっかけから、実際になってからの苦難や奮闘、そして海外移住をかなえるまでの道をマンガで紹介しています。

フリーランスで働くことに興味がある人はもちろん、海外移住場所にこだわらない働き方を目指している人などなど、たくさんの人が楽しめる内容になっています。

特に参考になったポイント

第8話の「はじめてのえいぎょう」がパンチがきいてます。

実際に営業先の担当者さんに辛辣なことを言われてて、読んでいてとてもショックを受けてしまいました。

sesam
sesam
なんなのこの担当者、マジで思い込み激しいし視野せますぎる!
 

いや、私がイライラしてもしょうがないのですが、ついつい感情移入しながら読んでしまいました。

最終的に、他の会社の担当者さんには絶賛されてお仕事を頂けることになるのでハッピーエンドです♪

でもこんなこと面と向かって言われたらわたしどうするかな、言い返しちゃうかその場で席を立ってしまうかもしれません。いや、これよく我慢しましたねゲンキさん……。

その他にも著作権不払いなど実際にあったトラブルを解決するまでわかりやすくマンガで説明してあり、楽しく読みながらフリーとして活動していくヒントが学べるのがいいですね。

世界一やさしい フリーランスの教科書 1年生 (高田 ゲンキさん著)

内容紹介

フリーランスになりたい人の教科書ということで、学校の授業のように目次で構成されています。

【目次】
ホームルーム ようこそ、フリーランスの世界へ!
1時限目 フリーランスについて知ろう
2時限目 フリーランスの働き方を理解しよう
3時限目 フリーランスになるための準備
4時限目 フリーランスになったら
5時限目 仕事の進め方

引用元:世界一やさしい フリーランスの教科書 1年生

まさにフリーランスの教科書として、何度も見返したいほどフリーランスとして働きたい人に必要な情報がこれでもかというほど詰まっています。

1時限目 フリーランスについて知ろう

2時限目 フリーランスの働き方を理解しよう

3時限目 フリーランスになるための準備

 

1時限目、2時限目、3時限目はフリーランスを始めるための準備段階のおはなしで、すでにフリーランスになっている人には知っているお話も多いと思います。

私も一応フリーになりましたが、もう一度志望動機や仕事環境を見直ししました。

次の4時限目と5時限目でより実践的な仕事の獲得の仕方もとても参考になりました。

4時限目 フリーランスになったら

5時限目 仕事の進め方

営業の仕方マーケットの見つけ方など、より実践的な方法が書かれています。

とくにマーケットを作るのはすごく大事ですよね。

世の中にはイラストの上手い人なんで星の数ほどいますが、その人たちと争っても勝てるわけがありません。自分の専門性を生かした自分が勝てるマーケットを作っていく必要があるなぁ実感しました。

マーケットが決まったら名刺作って、ポートフォリオ作って営業にGoですね!営業もいろいろなやり方が載っています。

特に参考になったポイント

どの章も内容が濃くて素晴らしいんですが、特に私が参考にした部分は2時限目の「得意なことの見つけ方」でした。

おそらくほとんどの人はフリーランスとしての仕事の獲得の仕方が知りたくてゲンキさんの本を買っていると思うんですが、わたしはそれよりも前の段階で止まってしまっていたんですね……

本の中ではフリーランスで成功したいなら、「好きなこと」より「得意なこと」を仕事にしようと紹介しています。

これ、なかなかぴんと来なかったんですが、得意なことの方が仕事につながるというのはもっともなことだと思いました。

ただ、わたしの場合困ったのが、自分の得意なことが好きなことではないと思っていたからなんです。

10年以上会社員としてやってこられたのは、確かに得意なことを仕事にしていたからでした。

わたしはイラストとはまったく無関係な仕事をしていて、いくつもの仕事を渡り歩いてきました。その中でも事務・秘書業務が10年以上で、お客さんや上司にもとても評価していただいていました。よく言えばマルチに活躍している、でも実際は専門性がない人間ということがコンプレックでした。特に、サポート業務はとても神経を使うので正直向いていないなと思うことが多々ありました。

いろいろできるけどこれと言って専門性のないわたしがフリーでやっていくにはどうすればよいのか、あまりにも漠然としていたので頭をかかえていました。

体調が思わしくなく会社での勤務が難しくなってきたときに、会社を離れたら何の実績も残らなかったことがショックでした。

sesam
sesam
わたしって何ができるの!?

そこで、あらためて本の通りにもう一度得意なことを見つけてみようと思いました。

それで見つけた私の得意なことがイラスト語学だったんです。

正直この二つがどう仕事につながっていくかイメージはあっても明確なプランがあるわけでもありません……

でも自分で苦ではないのに周りからやたらすごいと言われるのはこれだけ……もうそれ以外ないと思いました。

イラストも語学もプロって言われると首をかしげてしまうんですが、、人に何かお願いされたりすることが多いのはこの2つなんですよね。

他人に評価されているということは、イラストと語学がわたしの得意なことなのかもしれないと考えるようになりました。

「好きなこと」はすぐに挙げられてもわたしのように「得意なこと」が何かわからない人は多いと思うんです。

本を読んでみて自分の得意なことを整理できたのはほんとうに良かったです。

フリーランス1年目の教科書ということですが、今すぐにできる営業術など参考にしたい情報が山ほど載っているので、2年生も3年生になっても使えそうなので、購入してよかったです。

どっちがおすすめ?2冊の違いを紹介

どちらもゲンキさんのこれまでのフリーランスとしての経験がこれでもかと詰まった2冊ですが、

『フリーランスで行こう! 会社に頼らない、新しい「働き方」』はマンガでフリーランスになるまでの道のりやなった後のトラブルなどを紹介、一方『世界一やさしい フリーランスの教科書 1年生』は挿絵が多めの参考書と言った印象です。

フリーランスになりたい人のためにどちらかおすすめの一冊を選ぶなら『世界一やさしい フリーランスの教科書 1年生』です。

『フリーランスで行こう! 会社に頼らない、新しい「働き方」』はマンガなので誰が読んでも面白いですし、海外移住に興味がある人や体験マンガやエッセイが好きな人も楽しんで読めると思います。

でも、フリーランスになりたい人におススメなのは、断然『世界一やさしい フリーランスの教科書 1年生』です。なぜならさっきも言いましたが挿絵はエッセイマンガもありますが、実用参考書として使えるくらい情報量が多いからです。

ですので、フリーランスにちょっと興味あるな~という人にはマンガで読みやすい『フリーランスで行こう! 会社に頼らない、新しい「働き方」』を、フリーランスとして働きたくて実践的な内容を求めている人には『世界一やさしい フリーランスの教科書 1年生』をおすすめします。

個人としての実績と信頼を積み重ねていくのがフリーランスのだいご味かも

10年ちょっとの会社員生活を後悔している訳ではありませんが、会社を辞めるつもりなら決断は早い方が良いと思い、今年になって会社を辞めてフリーで食べていくことにしました。

けっして自信があるわけではなく、だからといって気楽に考えているわけでもありません。

ただ思うのが、辞めた瞬間からほんとうに実績もないただの人だなということ。

自分という人間が一生懸命生きているということ、その証として個人としての実績と信頼を積み重ねていきたいと強く思うようになりました。

高田ゲンキさんの本は読んでいてほんとうに勇気づけられますし、出し惜しみせず役に立つ情報ばかり書いてあるので本当に買ってよかったです。

海外にいるのでKindle版を買ってしまったのですが、書籍で買った方がいいかもしれません。付箋べたべた貼りたいレベルの良書でした。

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