わたしは現在ドイツで暮らしながら、ドイツ人たちと一緒に働いています。
同僚はドイツ人ばかりですが、基本的には英語ができれば大丈夫な仕事場です。
やはりどんな仕事をするにしても、英語は欠かせませんね。
では、英語だけできればいいかと言えば、そんなことはありません!
ドイツで働くようになって、今とっても後悔していることが……それは、
大学の第二外国語、ドイツ語取っておけばよかった!!
第二外国語の選択で迷う時、せっかくだったら将来社会に出たときに役に立つ言語を選んだ方がお得ですよね。
今回は、海外就職を経験してわかった第二外国語としてドイツ語を学ぶ理由をご紹介します。
- 大学の第二外国語で迷っている人
- ドイツ語に興味がある人
- 将来ヨーロッパで働いてみたい人
Contents
第二外国語で中国語を選択して後悔した失敗談
私は大学で中国語を第二外国語として選択しました。
できたら便利かな~くらいの軽い気持ちで中国語を取ってしまったのですが、あとになってとても後悔したのも覚えています。
確かに中国は経済的に大成長を遂げて、ビジネスチャンスもたくさんあるように思えます。
ただ、実際に社会に出て仕事をしてみると、日本の会社に中国人の人がけっこう働いています。しかもみんな日本語が話せるのです!
そんな中で私の中途半端な中国語など役に立つわけがなく、私が求められたのは高度な英語力でした。
中国語、役に立たず!!
また、日本で働いていても意外と多いのがドイツクライアントです。
医療機器や自動車メーカーやソフトウェア関連でもドイツ企業とやり取りする機会は、日本でもたくさんあります。
そんな時はドイツ語が話せなくても少し読めたら良かったなぁと思っていました。
今はドイツで働くようになり、なんとかドイツ語でコミュニケーションが取れるようになりましたが、大学生の時にドイツ語を学んでいれば、もっと生きやすかったのではないかと思っています。
結局わたしが大学の第二外国語で勉強した中国語は、社会に出て役立つ場面は現在のところありませんでした。
メリット①ドイツ語は世界でも広く学ばれている人気の言語
ドイツ語は、世界で10番目に使用人口の多い言語です。
ドイツ以外にもドイツ語を公用語としている国にスイス、オーストリア、リヒテンシュタイン、ルクセンブルク、ベルギーなどがあります。
世界では、1億4000万人がドイツ語を話して生活しています。なんだ、10位なんて大したことないね、と思うかもしれません。
しかし、世界の語学学習者の数で見ると、ドイツ語は、英語・中国語・フランス語についで第4位にランクインするほど人気の言語なんです。
そして、ドイツの企業で働いていると、様々な国からやってきた外国人たちと一緒に働く機会がありますが、みなさんドイツ語をよく話します。
例としては、ポルトガル人、ブラジル人、スペイン人、ロシア人などなど、ドイツ語がすでにペラペラの状態で就職してきます。
その理由としては、学生時代ドイツに留学していた人が多いというのもありますが、将来ドイツで就職する時には大きなメリットになるからです。
ちなみに、世界の語学学習者数第1位~第3位の英語・中国語・フランス語圏からやってきた人は、ドイツでも母国語ばかり話しているイメージが強いです。
メリット②英語学習者にはドイツ語の仕組みはわかりやすい
英語とドイツ語は、同じ言語学的グループに分類することができます。
そのため、英語を勉強してから、ドイツ語を勉強してみると、単語や文法などで似ている部分がたくさん見つけることができます。
ドイツ語は格変化や動詞の活用形など、英語と大きく違う部分もありますが、そのほかの基本的な文法や単語は、ある程度英語ができる人なら、推測がしやすい言語であると言えます。
メリット③自然と人にやさしいドイツの考え方を学ぶことができる
ドイツ=(イコール)エコ
というくらい、ドイツ人は自然と人とのかかわりを大切にしています。
積極的に自然エネルギー電力への切り替えを行ったり、高いエコバックの普及率など、ドイツでは個人の環境意識がとても高い国です。
また最近では、2017年10月1日に同性婚が合法的に認められるなど、世界では、まだあまり認められていないジェンダーに関する権利にも関心の高い国です。
環境問題や人権問題など、ドイツ人の考え方から、これからのグローバル社会について、学ぶことができるかもしれません。
メリット④将来ヨーロッパへの海外移住を目指す場合も有利
最近は海外フリーランスを目指す方が多くなってきたように思います。
日本のお仕事をドイツでリモートワークというアイデアも素敵ですが、せっかくでしたら、ドイツでお仕事を探してみるのはいかがでしょうか。
ベルリンやミュンヘンは外国人にとっても仕事を見つけやすい町です。
そのため、英語ができれば、比較的仕事は見つけやすいと言えます。
ドイツ語は、簡単な日常会話ができれば、問題なく暮らしていくことができます。
また、ドイツでは「その仕事において日本語が必要」であることを証明すれば、日本人には比較的労働ビザがおりやすい国です。
フルタイムではなく、パートタイムで働きつつ、フリーランスでも働くというダブルワークタイルもいいですね!

メリット⑤外資系企業の就職にも役に立つ
ドイツは経済でも優等生の国です。
世界的な企業は数知れず、メルセデスベンツやシーメンス、アディダス、アリアンツなどなど、自動車産業だけではなく、電子機器、スポーツ用品、保険、医療機器などさまざまな企業が世界で活躍しています。
日本でもドイツ系の外資企業はとても多いです。

参照データ:Fortune
世界でも活躍しているドイツ企業はたくさんあります。
トップ企業をいくつか挙げてみましたが、これらの企業は日本にも展開しており、ホームページで概要を確認できますよ。
日本で外資系企業に就職する場合、基本的には英語ができれば、就職はできますが、ドイツ系に就職する場合、やはりドイツ語が分かると有利です。
なぜなら、世界的に展開しているドイツ企業では、ドイツから出張で本社の社員やお客様がやってくることがあります。
ドイツ語ができると、海外からお客様がいらっしゃった時に、重宝されるかもしれません。
「第二外国語でドイツ語を学ぶ5つの理由」まとめ
第二外国語としてドイツ語を学ぶメリットは意外とありますね。
もう一度まとめると、
- ドイツ語は世界でも広く学ばれている人気の言語
- 英語学習者にはドイツ語のしくみはわかりやすい
- ドイツの自然と人にやさしい考え方を学ぶことができる
- 将来ヨーロッパへ海外移住を目指す場合も有利
- ドイツ語を学んでいると、外資系企業の就職にも役に立つ
ドイツ語を学ぶことで仕事面だけでなくプライベートでも、私たちのさまざまな生活のシーンでメリットがあります。
この機会に英語の他に第二外国語としてドイツ語も学んでみてはいかがでしょうか。

ドイツ語を勉強してみたい人へ
わたしは大学では中国語を選択してしまったので、ドイツ語を学び始めたのは社会人になってからでした。
仕事帰りや週末にゲーテインスティテュートに通うのは楽しかったけど、体力的にかなりつらかったのを覚えています。
今だったらドイツ語のオンラインレッスンとかもあるので、外国語を学ぶ環境としては本当に良くなりましたよね。
ドイツ語を勉強してみたいけど迷っている人は、NHKのテレビでドイツ語を見てみるといいですよ。
初心者の学習者さんが一からドイツ語の基礎を学べ、現地の旅情報なども紹介しているので、楽しくドイツ語を学ぶことができます。
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