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日本行きの飛行機の中での話です。
さて、着いたらすぐ仕事だ。
でもその前にちょっと贅沢したい。
そう考えた私は、初めてマイルを使って席をビジネスクラスにアップグレードしました。
初めてのルフトハンザのビジネスクラス、平静を装いながらもやっぱり周りの人を観察しちゃいます。
ビジネスマンや、すごいラフな格好をしてるけどお金持ちそうなカップル、中には二人の小学生くらいの子供を連れた家族もいました。
頭の中では勝手に彼らの職業や生活スタイルを想像してました。
ふと横の席をみると、明らかに学生といった雰囲気の20台前半の青年が座っていて、日本語の教科書を読んでいました。
留学生かしら…
でもなんでビジネスクラス?
ネットで儲けてるのかしら?
てゆーか、日本語勉強してるのに、日本人である私を気にしているそぶりがない!
なんて、余計なことを妄想しておりましたら、ドリンクサービスが始まりました。
外国の航空会社では男性のキャビンクルーをよく見かけます。
キャビンクルーのお兄さんが、私の隣の席の青年に、
「お飲み物は何にいたしますか?」とドイツ語と英語で聞きました。
彼は言われたことがわからなかったのか、何も答えませんでした。
するとスタッフさんは驚くべきことにイタリア語、フランス語、オランダ語など次々に言葉を変えて話してました。
さすがビジネスクラスのスタッフはすごいな、と感心しておりましたが、
青年は、まだ、答えない。
スタッフさんも困り果てて英語で、
「困ったな、何語ならわかるんだ?とりあえずコーラでも飲みますか?コーク?」
と聞いたところ、青年はぼそっと、
「…コーク」
英語わかってるじゃん||
一番さいしょ英語で聞かれてたじゃん!
と、心の中ですごい突っ込みを入れてしまいました。
さて、この青年も気になりますが、私が驚いたのはルフトハンザのスタッフの方です。
全部はわからなかったのですが、おそらく6か国語は話していたと思います。
おそらくすべてがペラペラというわけではないと思いますが、フライトで使うシーンを想定して、多言語をマスターしているのかな、と思いました。うーん、それにしてもすごい。
やはり外国語は仕事で使うほど上達すると思います。
私もずっと英語を使う仕事をしたいと思っていましたが、求人広告を見ると、
TOEIC800点以上などの高い要件をクリアできず、かなり長い間応募をためらっていました。
ですが、TOEICの点数が高いことと、英語で仕事ができるのとはイコールではないと思っています。
ちょっと文法が間違っていても、発音がおかしくても、とにかく人と話してみることが大切だと思います。
私も、相手に理解してもらいたいから、どうやってわかってもらうか必死で考えるうちに自分の言いたいことが何とか英語で伝わるようになってきました。
ビジネスメールも同僚のメールで参考にしたい表現があれば、メモしておきました。
外国人の同僚がいる利点を生かし、生の英語をどんどん吸収することできました。
はじめは自分の英語力の低さにやっていけるのか、心配でした。
ですが、一度ならった仕事はきちんとメモって、ファイル整頓。次にやるときにすぐに参考にできるようにしていました。
英語力の低さを今までの仕事で培ったノウハウやアイデアでカバーできるなら、外資系企業で働くことは難しくないと思います。
まぁ、私みたいのが働いてるくらいですからね。
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